【塗装】船内ニス塗装はDIYで出来る?【船舶】

木部再生施工前

みなさんこんにちは!

一般住宅や別荘、宿泊施設から船舶に至るまで、幅広い分野でメンテナンス&クリーニングサービスを提供している「エニー」の広報担当ヒロキです

今回は静岡県熱海市にあるスパ・マリーナ熱海内で、船舶の船内木部ニス塗装作業を行わせていただきましたのでご紹介したいと思います

まずはじめに、船内木部ニス塗装作業前の状態がこちらです

木部再生施工前

作業前 操舵席 キャビンルーム前養生

木部再生施工前

作業前 右舷座席 全体的にまだら模様あり

木部再生施工前

作業前 左舷棚 手すりに黒ズミあり

木部再生施工前

作業前 左舷座席下 全体的にまだら模様あり

木部再生施工前

作業前 天井手すり 黒ズミあり

木部再生施工前

作業前 計器類周り 黒ズミあり

木部再生施工前

作業前 床 操舵席下凹みキズあり

今回はパイロットルーム(操縦室)内の木部をメインにニス塗装作業をご依頼いただきましたので、キャビンルームに繋がる通路は養生で防ぎながらの作業をさせていただきました

また木部の状態として、全体的に経年劣化による剥がれやダメージによるシミなどがあり、当初塗り重ね作業のご依頼でしたが現状を考慮してのお話し合いで、全塗膜剥離による塗り替え作業に切り替えての作業となりました

とにもかくにもまずは研磨しなければなにも始まらない!

ということで、ガシガシ削った状態がこちら

木部再生施工中

作業中 操舵席 

木部再生施工中

作業中 右舷座席 壁右下に貼物あり

木部再生施工中

作業中 左舷棚 手すり黒ズミ若干残り

木部再生施工中

作業中 左舷座席下 指混入 すいません

木部再生施工中

作業中 天井手すり 綺麗な木目

木部再生施工中

作業中 計器類周り 黒ズミなし

木部再生施工中

作業中 床 下地が出ないよう丁寧に研磨

経年劣化しているとはいえ、やっぱり船舶の塗膜は厚みがあって硬いですね…

研磨作業は色々な道具や技術などを駆使しながら行うのですが、私たちのような研磨のプロでも骨が折れる作業になりますので、DIYで作業される場合出来なくはないですが、かなりの覚悟と忍耐力が必要になります(知り合いのオーナーさまは自分で道具を買って数人の仲間と研磨作業を始めましたが、数日で挫折しその後私たちにご依頼がきました…)

と、話は戻して研磨作業も順調にいき、ここからはいよいよニス塗装作業に入ります

まずは下塗り材を塗布し、それから中塗り、上塗りと3回程塗り重ねていきます

この塗り重ね回数はオーナーさまの要望で増やすこともありますが、特にない場合は使用している塗料メーカーの規定回数を目安に作業を進めていきます

そしてニス塗装作業が完了した状態がこちら

木部再生施工後

作業後 操舵席 高級感漂う仕上がり

木部再生施工後

作業後 右舷座席 まだら模様なし

木部再生施工後

作業後 左舷棚 手すり黒ズミ薬品処理後塗装

木部再生施工後

作業後 左舷座席下 まだら模様なし

木部再生施工後

作業後 天井手すり 握ってわかる塗膜の厚み

木部再生施工後

作業後 計器類周り 細かい箇所も念入りに

木部再生施工後

作業後 床 全体的に落ち着いた仕上がり

作業前と比べると、木部の状態がガラッと変わったのが一目瞭然だと思います

またフラット(艶消し)の塗料を使用していますので、落ち着いた雰囲気で高級感漂う空間へと仕上がっております

ただ一点、床に大きな凹み部分があるのがちょっと気になる所ではありますが、こちらは後日補修が必要かどうかお話しながら進めていきたいと思います

とはいえ、全体的に見てみればかなり綺麗になっておりオーナーさまにも喜んでいただけること間違いなしです

それではここまで読んでいただき本当にありがとうございました、また次回の施工実績にてお会いいたしましょう!