【塗装】チーク材ニス塗り替え作業【船舶】

船舶クリーニング施工前

こんにちは!静岡県伊東市を拠点に活動している「エニー」広報担当のヒロキです

今回は、静岡県熱海市にあるスパ・マリーナ熱海内で船舶のニス塗り替え作業をさせていただきました

ちなみに施工前はこういう状態でした

此方の船舶は、デッキから手すり、窓枠や小物等ふんだんにチーク材を使用しているとてもノスタルジックな船舶ですね

今の船舶は大概FRP(繊維強化プラスチック)で覆われており、チーク材は主にデッキやワンポイントなどに使用されていることが多いですね

また、チーク材を使用することで見た目や雰囲気から高級感が増して、オーナー様も大変気持ちがいいものだそうです

とはいえ、チーク材は定期的にメンテナンスをしてあげないと痩せたり、傷んだりしてしまうので管理が大変なのも現実です

特に今回のような内部的に白化してしまったら、既存塗膜の上から塗り重ねではなく、一旦ニスを全て剥離しての塗装、塗り替え作業が必要になります

また、塗り重ねはオーナー様ご自身で行っている方も一定数いらっしゃるようですが、塗り替えとなると躊躇ってしまう方が大半だと思います

何故か?

まずニスを全剥離する作業が物凄い大変だからです…

普段から研磨作業をしている私達プロでもかなりの労力と時間を使います(なんだかんだ結構楽しみながら作業しておりますが笑)

そして、ニスを剥離した状態がこちらです

ここまで研磨するのに、研磨用ペーパーを何百枚使ったことか…

ただこの作業をしっかりやらないと、ニスを塗った時綺麗に仕上がらないのでとても大事な工程ですね

塗装は何を塗るにしても下地が一番大事なのです!

なので、ニスを塗る前にしっかりと下塗り材も塗布していきます

と、その前に今回は所々チーク材に割れや隙間があったのでしっかりと防水処理をしておきました

これで、雨水や海水が入りづらくなったと思います

それでは、下塗り材をたっぷり塗布していきます

下塗り材塗布後はこちらです

色が濃くなり、とてもフラットで綺麗に見えますがまだ深みが全然ないですね

これで下塗りが完了したので、これからニスを6回塗り重ねていきます

そうすることで耐久性・耐候性が増し、海上という厳しい環境でもチーク材を保護出来ます(永久ではありませんが…)

それではお待たせいたしました!完成した状態がこちらです

…もはや言葉はいらないですよね?

皆さまからのご依頼・ご相談首をなが~くしてお待ちしております!!

また今回かなり長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

次回もお客様に喜んでいただけるよう、誠心誠意頑張って行きたいと思います。